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【ネタバレあり】ガルパン最終章4話 若干こじらせ感想&メモ

更新日:2023年10月26日

最終章4話の内容のネタバレを含みますので、視聴後の方向けの記事です。

この記事は書きたいことを思いつくたびに随時更新しています。

間違いの指摘とかあっても更新しますので気になるところあればTwitterやpixiv(ネタバレ気にするならDMとかでも可)でメッセージください。


※この記事は2023/10/8にFANBOXに投稿した記事のミラー記事となります。 使い勝手がいいからブログももうFANBOXに書いちゃおうと思ったんですが、FANBOXは18禁設定にしてるので誰でも見れるわけじゃないんですよね。一応誰でも見れるプラットフォームとして個人ブログにも残しておこうと思い直したわけです。 なんやかんやわりと好きなこと語り放題の個人ブログって結構最強だと思います。なにせ他所のサイトで宣伝でもしない限りガチで誰も見に来ないからね。

【ミラー先】

※多分FANBOXのほうがコメントのハードル低い(確かpixivのアカウントあればできる)ので、何か意見言いたい人はこっちに飛ぶといいかも。

----------------以下、ミラー部分---------------- 今回は大人の都合により最速上映ではなく実質2日遅れとなる10/7に観に行くことに。周りが引くほどガルパンに熱を入れていた俺としたことが、すっかり冷めちまったもんだ。 しかしガルパンってずるいわ。 何年も経って熱も冷めたと思った頃にやってきては結局自分はガルパンが好きってことを理解らせてきやがるんだ。 最速上映組のツイートを観てると後悔しかなかったね。 観た過ぎてしょうがなくなってしまい、結局その日は眠れなかった。どうせ寝ないなら観に行った方が良かったねこれ。楽しみでしょうがない。


そしてついに観てきました。最終章4話。 劇場で観るのは2年ぶりか。しばらくガルパンから少し距離を置いてましたからね。そういう意味でも久しぶりのガルパンでした。 最近の自分は二次創作で描きたいと考えていたものもだいたい描き切ったと思っていて、漫画を連投するスタイルを辞めて他のコンテンツに目を向けたりして、目的もなく描きたいもの描くスタイルにシフトしていました。正直絵を描くことに燃え尽き気味。 冬コミも特に目的もないブルアカの落書き本出そうかなと思ってます。そんな複雑で若干の後ろめたさもある心境の中での視聴。 いや、後ろめたいといっても自分が二次創作をやるジャンルとして距離置いてただけであってガルパンの情報は普通に追ってたし変わらずグッズも買ったりしてるからね。こう見えて公式へのお布施はサボっていないわけよ。(謎の言いわけ) 要は4話がすっごくよかったんで感想を書いていきたいってことです。 記憶を頼りに順を追って書いていきますがまだ一回しか観てない状態で書いてる手前、かなーりうろ覚えなんで、間違いやご意見あったら教えていただきたいです。 ※記事は随時修正しています。自分用のメモ書きも兼ねてます。 以下、ネタバレゾーン ■新OP 長い道のりでしたが最終章もついに後半戦に入りました。今回からOP映像が一新。 最終章の前半後半で曲が変わる事自体はかなり前から情報出てましたよね確か。 1~3話の「Grand symphony」は壮大さやカッコよさを感じる曲調でしたが、今回の「Never Say Goodbye」はなんていうかこう・・・冬が過ぎて少しずつ暖かくなってきた3月に迎える卒業式みたいな、すごく爽やかなメンタリティになる曲なんですねこれが(謎) アニメーションで既に敗退した学校のキャラクターもちゃんと登場します。 完全新作のオープニングムービーはきっとこれで最後だからね…。 ひとまず気になったところだけクローズアップ。

・BC自由トリオ マリー様のスイーツ好きが興じてか、夏祭りでタイ焼きを焼く押田君とマリー様。 受験組の安藤以外はこういう庶民の文化には疎いのでしょうね。(お前らどこ生まれだよ) タイ焼きを焦がしてしまう押田に呆れる安藤の横でマリー様はそつなくこなしている様子。マリー様は割となんでもこなすマンなんですね。 ・戦車道喫茶でおやつタイム 小梅とエリカのツーショット。プリンを食べる小梅の横で茶を啜るエリカのもとにバカでかいパフェが届いて小梅ちゃんがビックリする。 エリカって意外とスイーツ好き且つ健啖家なのかな。「よく食べる女はいい女」ってオクルさんも昔言ってたよ。サムライチャンプルーの。 ・サンダーストリオ ナオミの横で勇気を出してタカシ(多分)に電話をするアリサ。後ろでケイが優しげな表情で二人を眺めています。ケイがなんだかいつもと違う雰囲気ですね。卒業を控えてるから少しセンチになっているのかな? ふと空を見上げる表情凄く好きです。 ・アンツィオトリオ カルパッチョ&ペパロニとパジャマパーティーをするアンチョビ。 あれはアンチョビの寮部屋なのかな?ベッドがシングルだとしたら部屋の広さは6畳くらいですかね。 よくある縦長6畳で両サイドにシングルベッドとデスクを並べた部屋で宅飲みするとちょうどあんな感じの位置関係になります。一人はベッドに座るしかないというのがポイント。(どうでもいい)

ベッドには謎の兎のぬいぐるみが横たわっていました。テーブルにはトマトパスタとマルゲリータ。夕飯なのか結構ガッツリ食ってます。


■格ゲーで無双するアリクイさんチーム

そういやこの人達本名は格ゲーキャラが元ネタだったな。

ここでプレイしてるのは餓狼伝説かと思いましたが2P側のHPゲージが右側から減っていて1on1の2本先取制なので、どれが近いかでいうとスト2っぽいですね。餓狼は左から減るし、KOFは3on3。

不知火舞が名前の元ネタ(と言われている)のねこにゃーがスト2で無双するとはなかなか挑戦的だな(言いがかり)

とはいえ勝利カウントの出方が違うから、明確な元ネタがあるわけじゃないのかな。

それより気になったのは対戦相手側の手がレバーから離れるのが一瞬見えるんですが、黄色部分が残HPだとしたらまだだいぶ体力残ってるんですよね。諦めんなお前!

3人の名前は餓狼伝説(SNK)、ソウルエッジ(ナムコ)、バーチャファイター(SEGA)から引っ張て来てると言われてますが、一番有名であろうストリートファイターから引っ張ってこないあたりに逆張りの息吹を感じますがどうでしょうか。さくらとかいるじゃない。


・夕日に駆けるみほ、あんこうチーム これは本当にどうでもいい情報ですがみほの自転車はハンドルの形が俗に言う「トンボ」ですね。優花里は「カモメ」、沙織と華さんは「カマキリ」。(本当にどうでもいい)

夕日に向けて走り、最後はIV号に乗り夜空をバックに手を振るみほ。 みほが手を振っているシルエットを見て「物語が終わりに向かってるんだな」と再認識させられました。 ファンとしては近くに居るのが当たり前だった存在がどこか遠くへ行ってしまうような、そんな寂しさを感じざるを得ない。いかん、泣いちゃうやつだこれ。 OPの余韻に浸る暇もなく本編突入。 本編のパート構成は綺麗に真っ二つで「大洗女子 VS 継続」「黒森峰 VS 聖グロ」の2パートでしたね。最終章は基本的に大洗の試合→試合後描写→他の試合っていう構成で一貫してます。

■大洗女子 VS 継続高校 先に言っておくと今回の試合展開は細かくレポートするのは自分には無理です。 まぁ一時期詰め込んでいた戦車知識がすっかり抜け落ちてしまったのもあるんですが(戦車の名前とかもだいぶ忘れてる)、ほんといろいろおかしいというか、多分5回くらい観ないと覚えられねえ。戦車戦のような何かだった。 最後の方とかちょっとしたドラゴンボール。 前回あんこうが撃破されてからの続き。この引きから2年も待たせるのは凄まじい放置プレイだったと思う。 何度も言われていますが、あんこうチームが試合の決着に絡んでいないことってこれまでほぼ無かったですしね。大洗女子の面々もちょっとしたパニックになっていました。 ここで桃さん狂信者の新入りサメさんのリアクションも入っていましたが、今更ながら、サメさんってあんこうが主力であることは理解しているんですね。なんやかんや試合に出るのも3回目だし当たり前か。 1回戦の初陣、2回戦でクソみてェな旗を撃ち抜かれる失敗を経てそろそろ戦車道に慣れ始めた頃。 3戦目っていえば初期からいるチームでいうとアンツィオ戦。経験値が爆速で貯まる大洗生徒が成長するには十分すぎる。 観客席にはニヤッと笑うルミ姉。継続高校の卒業生だからね。母校の活躍は嬉しいことでしょう。 そしてこれ以降出番なし。ミカとの絡みも見たかったな。 バミューダ三姉妹の中で母校が一番好成績だったのは夏も冬もルミでしたね。 実は扱いが良かった継続高校。 「西住がいなくてどうするんだ!どうやって戦えば・・・!」 表向きの隊長である桃ちゃんはいつも通りパニックに。まるで成長していない・・・

どこまで行っても西住みほ片依存の河嶋桃という概念。

そんなヘタレをよそに全く焦りの色を見せない虎一匹。元会長・角谷杏である。 なんか「やる前から負けること考えるバカいるかよ」みたいな猪木の名言みたいな台詞を言ってました。 まぁ普通に考えてここで仕切るのは元会長よね。 みほからこういったケースの想定も言付かっていたようです。抜け目ねえな。

いや、実はこれって混乱を避けるための杏の即興だったんですかね。

ここでプラウダ高校が観戦に到着。

「せっかく私が来たのにあんこうチームが負けるなんて!きっと継続高校の嫌がらせよ!」

普通に戦ってるのに嫌がらせ呼ばわりで草。カチューシャは分かりやすく大洗女子贔屓なんですね。

あんこうが落とされることに驚く他校の面々。

プラウダ、アンツィオ、知波単は見に来てます。準決勝第2試合を控えている聖グロと黒森峰は不在。BC自由も何故かいない。サンダースは一部出ますがケイは不在だった気がする。

あれよあれよと逃げこんだ先で継続高校に包囲されてしまう大洗女子。


「大洗を囲んじゃったよ!」

「圧倒的優位なんて初めてだ!」


継続側は大はしゃぎ。ここのアキ可愛すぎな。

圧倒的優位が初めてってことは継続も基本はタフな試合を強いられてるんですね。思えば大洗女子も試合中に圧倒的優位に立ったことって無い気がします。

一方で大洗サイドは元会長の仕切りで作戦会議が始まります。 磯辺「打って出るしかない!」 お銀「突撃か。良いね!」 河嶋「それは無謀だろ!」 猫田「じゃあ囮を使うニャ!」 エル「すぐバレるだろう。囮は継続の十八番だからな」 カエ「それよりまず塹壕を掘っては?」 脳筋なアヒルさんと気性の荒いサメさんは特攻。 不特定ユーザーとの対戦ゲーム経験豊富なアリクイさんは欺瞞作戦。 歴史に明るいカバさんは籠城作戦。 ここら辺で性格や考え方が出てきますね。アヒルさんは福田からの影響もあるんでしょうか。 結局カバさんチームの案が採用され穴を掘ることに。 トリッキーな作戦が得意な大洗女子ですが、それを作戦として成立させるみほが欠けている今は防御陣を敷いて様子見が最適と思います。カバさんは戦史に詳しいメンバーで固まっていて唯一車長とチームリーダーの指揮系統を分けていることもあり、冷静で引き出しも多いのかもしれませんね。 にわか知識ですが戦車が生まれる前の大戦では塹壕戦は防御側が圧倒的に有利だったそうです。203高地や西部戦線はやべー塹壕戦だったとか。 そうして苛烈が極まっていった塹壕戦を攻略するためにイギリスが生み出したのが最初の戦車。塹壕は戦車生誕のきっかけの一つであり、戦車の前身となる陸戦最強戦術だったんですね。 塹壕戦を攻略するために生み出された戦車を使って塹壕戦を仕掛けるというのはもう1周回っちゃってるというか、ある意味戦いの極致みたいな作戦なわけだ(適当) 戦車戦で塹壕を掘るってのは歴史上で実際に事例があったんですかね? そしてここの穴の掘り方凄いですよね。戦車を上手く使って穴を掘ります。 穴掘り中に澤ちゃんが地図を見てあることに気づきます。 雪に埋もれていましたが、どうやらその場所の地下にはダムの水を流すための水路があるらしく、そこを掘って逃げようという何ともぶっ飛んだ作戦です。 ウサギさんチーム名物の映画を元ネタにした作戦。今回は「大脱走」を観ていたのが活きています。MGS3のゼロ少佐がコードネームの参考にした映画ですね。「大脱出」(スタローンとシュワルツェネッガー主演のやつ)じゃないので注意。

作戦開始と同時に動き出す大洗女子を見て知波単は興奮気味。


「さあ突撃か!?」

「突撃でありましょうか!?」

「ここは突撃では!?」

「だな!…いや、どうかな」


クセになってんだ。突撃で興奮するの。

西さんと福田がいなかったら元の知波単に戻りそう。


「しないかな」

「しないッス!」

「しません」


そんな無謀はしないとアンツィオトリオは確信している様子。

知波単がアレすぎるのもあるかもしれませんが、アンツィオは大洗女子への理解の解像度が高いんですね。ここでやけっぱちになるチームがここまで勝ち残れるわけないからね。戦車の弱さを補って工夫して勝つことの難しさを知っているアンツィオならではの大洗女子への信頼なのかもしれない。 ここら辺でアキがミカに戦況の概略図のスケッチを報告しています。 アキが描いた図はこんな感じ。(流石にこれは覚えてたわけではなく、動画サイトで公式から冒頭数分の映像が公開されているのでそれを見て真似て描いたものです)

サラっと描いてますが意外と細かく戦車の特徴や砲塔や車体の向きが書きこまれていて的確です。 こんな辺境の記事を見ている皆さんなら言わずとも分かると思いますが多分命名の相関関係はこういう感じ。 ・カメ  → みにらんぐ(本編でラングは「ヘッツァーのお兄ちゃんみたいなやつ」と言われてましたね) ・アリクイ→ ふらっぐ(まぁフラッグ車だしね)

・レオポン→ てぃーがーもどき(ポルシェティーガーだから) ・カバ  → にせヨウコ(ヨウコも三突に乗ってる) ・ウサギ → 2かいだて(M3リー先生は車高のあるデザインなので、ソビエトではもっぱら二階建て・三階建てなどと呼ばれていたようです) ・カモ  → びーわんとやら(名前そのまんま) ・アヒル → 小さいの(大洗の車輌で一番小さく軽量なのは八九式だったと思います多分) ・サメ  → 古いやつ(まぁ形状的にこれがマークIVのことでしょう。wikiによると世界初の戦車らしいですし、古いやつというのも合ってます。) 「みにらんぐ」と「小さいの」と「にせヨウコ」に矢印が着いているのは穴を掘るために内側に移動したからでしょうね。

「古いの」と「ふらっぐ」の近くの「?」はマークⅣとフラッグ車の三式が包囲に参加している継続車輌から見えない位置(円の真ん中と上側)に陣取っていたことと、マークⅣが穴掘り作業にも参加していたことを考えると視覚的に存在確認が取れていないということだと思います。 多分ここまでは合ってると思うんですよね。 問題は継続側です。継続側のはよく分からんのです。 アキ視点なので「うちら」というのがBT-42、形状的に「シープがーるず」はKV-1かと思いましたが・・・ でもそうだとするとある問題が出てくるんですよ。直前の大洗視点の報告を見てみましょう。 ・カバさんチーム「北東300m先にBT-42とT-26×3輌」 ・レオポンさんチーム「南西にKV-1」 ・アヒルさんチーム「西のほうにT-34の76のやつ×3輌」 ・カモさんチーム「何も見えない」 証言① カバさんチームから見えているのは隊長車を含んでいるので図の「うちらとタミたち」ということで、これは間違いないでしょう。なので図の中央から右下に向けての方角が北東ということになります。 証言② アヒルさんから見えているのは数と位置で言うと「アリぐんだん」のことでしょうかね。ただ、アキの図だと一番左の絵だけ微妙に形が違うのが若干気になります。 証言③ レオポンさんは南西にKV-1が見えると言っています。個人的にはこれは「シープがーるず」のことかと思ってます。(他に大洗から見える位置にいそうな車輌が思い当たらないため) ひとまずここまでの証言が全て真になるよう、図に方角を書き加えると以下のようになりますね。 ・・・あれ?

①のカバさん(にせヨウコ)の発言を基準に考えて③でレオポン(てぃーがーもどき)が言ってるのが「シープがーるず」のことと考えたら東西南北の関係性がおかしくなっちゃうんですね。

そもそもアヒル(小さいの)から見えてる「アリぐんだん」が「西のほう」に居るとすると大洗女子の視点では北東を向いた時に右側に西が見えることになってしまいます。(西は北の左側に見えないとおかしい)

ここがよく分かってません。これどういうこと?


「てぃーがーもどき」の位置から「シープがーるず」が見えてるというのも位置関係的に不自然と言われればそんな気もするので、相関関係の考察の時点から何か間違ってるのかなって可能性もありますが・・・やっぱり「シープがーるず」はKV-1じゃないって考えたほうがいいのかな。

確かに「てぃーがーもどき」の位置から「シープガールズ」が見えるなら継続側から「ふらっぐ」と「古いの」の位置も確認できそうですよね。

これ間違ってたらほんとごめんなさいなんですが、演出ミスの可能性もある?と思ってしまいました。東と西を入れ替えて考えたらわりと辻褄が合いそうなんですよね。

そもそも大洗の状況報告とアキが絵を描いた時点とでタイムラグがあり、単に継続側が移動しながら包囲を狭めているから位置関係が変わっているって考えればいいのかな?

皆さんどう思いますか?


何度か見直してみましたが映像見てみるとアキの陣形図は

①大洗女子の状況報告・作戦会議→②塹壕掘り作戦考案→③「あんこう割れ鍋作戦」考案

までの流れのうちの①~②までの図っぽいです。アキが図を描いたのは③の後ですが、無線で情報を集めて紙に起こすタイムラグの影響で③の状況までは取り込めていないようですね。そしてこの取りこぼしによってミカが③の動きに気づくまでにタイムラグができて大洗女子による「大脱走」の成功の後押しとなります。こうして分解して考えるとすごい練られた演出だと思うんですよね。(この考察が合ってるのかは知らんが) まぁどうでもいい考察はここで一度止めて本筋に戻ります。 カバさんとアヒルさんが掘り進め、ウサギさんのM3リーの榴弾で風穴を空け、責めてくる継続高校を足止めしつつ空いた穴から次々脱出していく大洗の面々。 ここで大洗のダンゴムシことサメさんチームのMk.Ⅳが狭い通路に引っ掛かりますが左右の砲塔を内側に畳んでどうにか進む。 後々分かってきますが、どうやら今回の話の焦点は桃ちゃんの進路・・・などではなく「世代交代」のようです。 継続高校を足止めするカメさんチーム。元会長が「何かあった時は頼んだよ」と言い残した直後、ヘッツァーがヨウコに撃ち抜かれて退場。その言葉はウサギさんチームリーダー、澤梓に向けられたものでした。 ここのカメさんの死亡フラグの回収が爆速でしたね。 ここからは澤ちゃんが隊長代理となります。 澤ちゃんの指示は冷静な口調でしたがかなり思い切ったもので、レオポンさんのチートモーター付きPTに全車両をワイヤーで繋いで爆速で駆け抜けるというこれまたぶっ飛んだ作戦でした。その後のモクモク(スモークグレネード)の準備も含めて次々と作戦の要求を出したあたりで「人使いが荒い」とからかわれていましたね。 観覧車をブチ転がした実績もありますし、澤ちゃんはみほよりも荒っぽい隊長になりそうです。 しかし日常の柔らかい雰囲気とは打って変わってあの冷静な口調。みほのソレと少し似ていました。 レオポンのモーターは(1秒おまけして)6秒くらいなら持つらしい。1回戦でも5秒くらいが限度って言ってましたっけ。それ以上は焼き切れるとかで。他の戦車の加重により掛かる負荷は稼働時間に影響ないんですね。 穴掘り作業からずっとなんですが、相変わらずレオポンの戦車の挙動だけ色々おかしいです。OPのドリフト描写といい、毎回レオポンは白黒のパンダトレノと一瞬ダブって見えるようなことをやらないといけないノルマでもあるのだろうか。


活躍する澤ちゃんを見て沙織が「次の隊長は決まったね」と言っていましたが、みほ達ももう「自分達が居なくなった後」のことを考え始めていたようです。 みほや沙織が高校生でいられるのは残り1年とちょっとだけ。卒業に備え始めている3年生の姿を見て後進のことを意識するようになったのでしょうか。

あんこうチームの回収後の移動シーンはいくつかあったんですが、そのうちの1シーンで、みほ達が乗ってる回収車?を操縦してたのはサンダースのアリサ車に乗ってる子(装填手ちゃん)に見えたんですがどうでしょうか。

戦車道人員の多いサンダースだからこそのボランティアか、戦車道関係の仕事に就くことを視野に入れての職業体験か。学生がスタッフとして参加することもあるんですね。 まぁ特に乗り物操縦に関してはそのまま本職で通用するレベルの技量の女子がゴロゴロいる世界なので、運搬班の人事は困らなそうですね。

今回で継続高校側のやりとりが結構描かれました。継続は今までだいぶ謎に満ちていたので嬉しいですね。 ヨウコは走行間射撃が苦手という弱点(?)があるらしいです。 他の分かりやすい砲手の強キャラとしては華さん、ノンナ、ナオミがいますが、そういった苦手分野が名言されたのは初めてでしょうか。 まぁその3人ですら精密射撃をする時は基本的に静止して行ってますからね。 そもそも走る物体を走りながら狙うなんて普通は「当たればいいな」ってレベルだと思いますし、弱点っていうよりわりと普通のことですね。 ヨウコの他だと新キャラの「ユリ」が目立っていました。 リーゼントの人ですね。KV-1の車長です。 楽器で会話をする変わった連絡方法を取ります。ユリ的には直接話せばいいじゃんと思ってはいるらしいのでミカに合わせてるんですね(パンフレット参照) ミカ「テーンテテーンテンテンテーン♪(カンテレ)」 ユリ「ファーファファーファ―ファーファ―ファー♪(アコーディオン)」

は? というか遥か昔に書いた3話の感想記事で触れたんですが継続がプラウダからパクったKV-1、やっぱりこの試合でも使ってることが明らかになりましたね。 被弾時にプラウダのシンボルが浮き彫りになりカチューシャがブチギレてました。 でも正確には継続とプラウダの間で行われた親善試合でカチューシャが油断して「ウチに勝てたらあげる」と言った結果、ボコボコにされて奪られたというのが本当のところみたいなので、理由も前触れも無くプラウダの資産をパクったというわけではなさそうですね。多分カチューシャが悪い。 親善試合(?)が行われたのがいつの話なのかは分かりませんが、カチューシャが隊長に就任した後の出来事のようなので結構最近なんですかね。継続がプラウダをボコボコにした実績があるの地味にヤバいですね。 そして皆さん待望カバさんチームのマカロニ作戦3!うおおおおお! 「それはない」 無事死亡。歴史は繰り返す。

そのあたりから山肌を滑落しながらのハチャメチャな戦闘が始まります。 ここスピード感ヤバすぎて何が起こってるか分からんけどなんか面白いっていう珍しいパターンの戦闘でした。2次元の戦いを超越して3次元の戦い。戦車というよりもはや戦闘機?いや、ガンダムみたいでした(ガンダムにわか) 継続高校名物(?)のズンチャッズンチャッの旋律が響き渡りいよいよ佳境。 このあたり観てる側もテンションがおかしくて うおおおおおドカーンズバーンひえーゴロゴロゴロゴロドバシャアアアアン!! って言う感じになります。 戦車が跳ぶわ転がるわスキーし出すわでてんやわんや。最後は雪崩を引き起こして大惨事。

4DXで観たらひき肉になると思う。 大洗最強の火力を誇るポルシェティーガーの砲撃を至近距離で受けても装甲が抜けないKV-1が硬すぎる。流石は元祖怪物。ウサギさん特有の圧倒的機転でどうにか撃破。

滑落しながら戦うのに「慣れればイケそう」と順応しつつあるレオポンの異常性が光る。ナカジマもホシノもツチヤもおかしいことやってた気がする。

しかしあのBT-42が付けてたスキーみたいな装備って実際にあるんですかね。

大自然まで駆使した継続高校のヤバすぎる攻撃に大洗女子は次々撃破され、最後にただ一輌生き残ったアリクイさんチーム。 ここまでの流れで正直これ負けもあるんじゃないかと思いました。ここから隊長車落とすの普通に無理でしょ。

しかしそこは主人公チームの一員。雪化粧を駆使するという頭脳プレーを見せてフラッグを撃破。

この身代わりを偽装して気をひいて別の角度から攻撃する作戦ってフィクションで結構あるあるの作戦ですよね。

自分が思いつくのはゴールデンカムイの尾形VSヴァシリとかですね。他にも沢山ありそう。

すごい激戦だったにしてはオチが意外とあっさりだ…と思ったんですが、よく考えたら単独でミカを騙すアリクイさん凄くないですか? 肉は知。これが筋肉の力か・・・。 知波単戦もそうでしたがそれまでの激戦が嘘だったのかってくらいあっさり決まりますね。ミカも人の子なんだなって感じ。 結局アリクイがフラッグ車だった理由って明かされませんでしたね。なんだったんだろう。 最後は皆でサウナタイム。 ミカとみほ喋らな過ぎだろ・・・ミカは一応みほの背後に陣取ってましたが。

■黒森峰 VS 聖グロリアーナ 勝ったほうが大洗女子と決勝戦です。 みほ達も観戦に来ていたので同時進行ではなかったみたいです。 試合中に黒森峰はみんな(多分ノンアルコールの)ビールをぐびぐび飲んでましたが、まほが隊長の時からこうだったとはちょっと考えにくい気がします。 むしろエリカが2回戦ではっちゃけて以降から持ち込みOKになった気がしなくもない。

これってまさかとは思うんですが、聖グロの紅茶に対抗してるんですかね。


だとしたら逸見エリカおもしれー女すぎだろ・・・


エリカと小梅が良い地形を探すためにすげえ崖をよじよじしてました。大洗女子みてえなことするようになったな。

エリカと小梅がまるでみほと優花里みたいだ・・・ このあたりでエリカがかなり変化してることが分かります。まぁ10年前の姿や2回戦で吹っ切れて以降の様子から察するにエリカは明らかに西住まほより西住みほ側ですからね。 聖グロの次期隊長はオレンジペコみたいですね。ダージリンとしてはペコの育成も兼ねた大会というテーマで戦っているようですね。名前だけ登場していたバニラやクランベリーもビジュアルが登場しました。これまたなんとも灰汁が強いというか、クルセイダー部隊って実はローズヒップが一番まともなんじゃないかと思った。 声優は安定の使いまわし。名前ありのモブ(一行矛盾)のキャラは基本これですよね。小梅さんですらカエサルと同じ声ですしね。 まぁそこそこの準レギュラーキャラですら同じ声優さん起用してますし(ペパロニとムラカミとか) 正直いうとね、継続戦で集中力終わっててあんまり戦闘描写を覚えていないという不始末を起こしてます。2回目観に行ったらこのあたり追記するかもしれない。 とりあえず覚えていることと言えば・・・

げぇっ 島田!? えー、愛里寿の入学先が聖グロに確定しました。 普通にセンチュリオン乗ってた(乗ってたよね?) 「センチュリオンはイギリス戦車だから愛里寿は聖グロ入る」論者に逆張りしてきた「そもそも聖グロはセンチュリオン持ってないし愛里寿はセンチュリオン以外の戦車にも乗ってる描写があるので関係ない」論者ワイ、完全敗北 センチュリオンは愛里寿の入学に合わせて聖グロが買ったのか、そもそも島田家の持ち物なのかはよく分かりませんが兎にも角にも愛里寿の入学先、そして最終対決の相手は聖グロということになりました。予想が合ってた方々おめでとうございます。 両校のフラッグがほぼ同時に上がる決着となりましたが2秒差で聖グロの勝利。 互いの力がかなり拮抗していたようですね。 これで決勝戦は大洗女子学園 VS 聖グロリアーナ女学院に確定となります。 とはいってもね、うーん… いや、これ大洗勝てなくねえか? いやいや、なんで聖グロ+愛里寿を否定してたかって、自分なりの根拠があったのもそうだったけども、これって分かりやすく言ったら未だに主人公が一度も勝ったことないライバルチームに過去作最強のラスボスが加わるっていう団体競技アニメで史上稀に見る異常事態なわけよ。もうリベンジマッチとかそういう次元じゃない。 だってよく考えてくれよ。 そもそも同数でも一度も勝ててない聖グロ相手に(夏季大会と同じなら)9輌 VS 20輌で愛里寿まで入ってきちゃうんですよ。どう考えても無理でしょ。 大洗は聖グロにリベンジだし愛里寿は大洗にリベンジだしこれもう分かんねえな。 まぁ愛里寿の戦車無双は大学選抜の乗員によるものも大きかったと思うので、多少は劣化してるかもしれませんが・・・ もし今度あれと同レベルの無双をやられたら今度こそ大洗は一瞬でひき肉にされてしまうぞ。今回は多分増員望めないからね。 うーん、愛里寿は聖グロかぁ・・・(何とも言えない思い) 愛里寿は6話のエンディングの止め絵とかで入学先が示唆されるとか、それくらいの扱いになるのかなって思っていました。正直侮っていた。 自分の予想が外れたからってわけではないけど、ここは結構過激派が出てきそうな要素な気がします。

聖グロ党と黒森峰党がどう思ってるのかちょっと気になりますね。

客観的に観てあの辺の沼にいる民の業の深さは凄まじいからな。 自分は本当に正直なこと言うと、愛里寿がいなくてもダージリンには貫禄を見せて勝ってほしかったというのがありました。

あの差し違えに近い決着を見ると「じゃあ愛里寿がいなければ黒森峰が勝ってたのかな…?」って考えも出てきてしまうというか。 つっても入学先を選ぶのは愛里寿本人なわけで、ダージリン的にはせっかく来たのだから一緒に楽しみましょって感じなんでしょうね。

最後の作戦はダージリンとしては味方フラッグを危険に晒したとしても自分たちが相手のフラッグを先に落とせばいい(愛里寿ならそれができる)ということを踏まえて実行した戦術だと思うので、そもそも愛里寿が聖グロ側にいなければ別の戦法を取って勝っていたと考えればまぁ納得なのかなって感じ。

試合中にペコの意向を汲んだというのも多少影響してるんでしょう。

そして地味にダージリン車から白旗取ったのって実は大学選抜以外ではエリカが初ですかね。

こうして振り返ると全員にしっかりと活躍している部分がありました。 愛里寿参戦といい隊長澤ちゃんとか、これまでファンが言ってたやつが次々実現していきますね。 SNSでは「今回が最終章で一番良かった」っていう声もチラホラ見かけますが、自分としても同じ意見です。


っていうか観た後に一つ思ったんですが…

桃ちゃんって何かした? 今回は桃ちゃんが推薦もらってハッピーエンドっていうラストの展開に説得力を持たせるためにあんこうを退場させたのかなと思っていたのですが、普通にみほ→元会長→澤ちゃんが(事実上の)隊長リレーをするという…。冒頭の局面になっても前に出て何か起こさないのが桃ちゃんらしいですね。前回家庭の事情とか描かれた意味はなんだったのか。まさか勉強ができないことの理由付けのためだったのか・・・?

うーん・・・これは留年確定っ! 今回はラストに「5話 鋭意制作中」の文字がありませんでしたね。まぁ今その情報出されても「そりゃそうだ」としか思いませんし、出さなくて良いと思います。映画の最後に来る「お?」と思わせてからくる告知ってだいたい微妙な気分になりますからね。余韻に浸れたので無くて良かったと思います。 きっと次回もまた数年後なんでしょう。ま、いつも通りのんびり待つだけですよね。

いくら待たされようと 俺達はいつまでもガルパンに夢中だ。

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